スカパーで『新藤兼人監督特集』をやっていてぼんやり観たら、襟も姿勢も正す程素晴らしい映画の数々でビックリした。『わが道』は途中から裁判シーンばかりの映画になるんだが、おっそろしく豪華キャストでしかもアクの強い演技で全然飽きないのである。そういう時には大体伊丹十三が出ていて、伊丹十三の嫌な奴ぶりに笑う。
『絞殺』は可愛がってた息子が家庭内暴力で大変なことになって父親が絞殺する話しなのだけど、俺、こんなに面白くて強烈な映画に正直びっくらこいた!何しろ乙羽信子が着物姿にサングラスってだけでも衝撃映像なのだけど、オールヌードになったり死んだ息子のベッドで一人オナニーしたり立ちションしたりの大熱演。自分が乙羽信子だったら、脚本読んだ時点でどう思うのだろう?とならなくていいのに乙羽信子の気持ちになるのだった。とにかく、自分は役者を目指してなくて本当に良かったと胸をなで下ろした作品。DVD化されてないみたいで、「どんだけ〜」と思った(使い方違うか)。
『ふくろう』は大竹しのぶ、伊藤歩親子の家に来た名優達が、いかに色んな形で口から泡を吹き、面白い動きで死んで行くかというガチンコ映画。後半までの見所はそれのみという凄い映画。最後は最後でちゃんと面白いのがまた素晴らしいので、みんな観て欲しいぞ。
新藤兼人監督の映画は沢山あるので、これから楽しみが増えてたのし〜。新藤監督は脚本も素晴らしいが、絵面も最高に強烈でカッコイイのであります。
最近読んでいた本は宮崎駿の『出発点』。全580ページをいとおしむかのように読んだ。僕は時々宮崎駿さんについての本を読んで、自分を勇気づけるのである。
ということでいきおいで宮崎駿の描いた漫画『風の谷のナウシカ』全7巻を買って読んだ。あれ〜こんなだっけか?っていうのがまず驚いた。いや〜しかし凄い。手塚治虫の影響大の絵柄と大長編なんだな、と今頃気がついた。あと自分の普段思ってることを、これだけエンターテインメント活劇漫画にとりこむって、本当に凄い才能である。読んで無い人は7巻セットを買っても損は無いと思う。この本以外に安いんだよね〜。
そうそう、11月18日に終っちゃったんだけど、江戸東京美術館で開催された『夏目漱石展』に予告通り行ったぞ。夏目最高〜(どんだけ〜みたいな感じで)。展示は直筆物だらけで、平日に行ったのにジジババだらけですごい熱気!夏目の人気の高さにたじろいだが、負けじとへばりついて展示物を眺めてきたぞ。年代順に展示してあったので、後半の『こころ』の直筆原稿に、俺は一人涙したな〜(しみじみ)。あと弟子達に貸したお金を、夏目先生ちゃんと細かく帳面に付けてて、返してもらうと丸をつけてあるんだけど、全然返してもらってなくて笑った。夏目最高〜(再度どんだけ〜みたいな感じで)。今は『北斎展』やってるのか〜、また行かなくっちゃ。夏目最高〜。今回の写真は江戸東京博物館に行った帰り、両国から神保町までブラブラ歩いたときの写真であります。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
天久さんの『味写』を観ないでどうーする?
http://www.1101.com/ajisha/
何年か前から毎年スケジュール手帳を買うようになって、先日来年の奴を買った。僕の場合見開きカレンダーのところに沢山書き込める奴がいい。そこにスケジュールとその日したことを書く。日記にもなって一石二鳥なのである。あとは必要ないのでほぼそれだけのウスッペライ手帳がいい。そういうのって案外ないんですよね〜。だから毎年同じのを買っている。代わり映えしないが、これでいいのだ。
とまぁこんな感じだろうか。最近本当に家に閉じこもって仕事をしていて、外に出るのが古本屋さんに行くのと麺通団にうどんを食べに行くぐらい。なんかさみしい中年になって来たぞ。くやしいからせめてオシャレなさみしい中年になりたい!ということでまった来週〜。
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